こんにちは!
更新遅くなってすみません!
今回は前回に引き続き研修で2社目に訪問したインフォバーンさんについて書いていこうと思います。
インフォバーンの田汲さんには以前にも福岡大学に来てお話をしていただきました。
今回も田汲さんからの広義の意味でのマーケティング(エンゲージメントを獲得する3つのステップ)のお話をしていただきました。
今回もだいぶくせが強かったです。笑
ちなみにエンゲージメントとはなんぞやかといいますと
エンゲージメント とは、企業や商品、ブランドなどに対して ユーザー が「愛着を持っている」状態を指す。わかりやすく言えば、企業とユーザーの「つながりの強さ」を表す用語。
田汲さんはこれを顔も知らない1人の男子高校生から学んだそうです。
①相手の話をよく聞く
→8対2くらいで聞き役になる。話を聞き相手の情報を引き出すことで、相手の属性を知る。
②嘘をつかない
→当たり前かと思いますが、田汲さんの場合は顔も知らない人に住所や勤務先まで教えていました。田汲さん曰く「自己紹介は情報の殴り合い」だそうです。それくらい本音でやり取りすることが大事ということだと思います。
③相手のツボをおさえる+ギャップを魅了する
→ターゲットに好みを合わせつつ、衝撃を与える。
仕事をしていく上で人間は結局感情で行動してしまう部分があるから、エンゲージメントを獲得しておくことで相手の選択肢のうちの1つに入れたり、予想もしないところでの縁につながったりもするのかなぁと思いました。
続いて、IDL(インフォバーンデザインラボ)の川田さんから事業のお話や、私たちがゼミで取り組んだUXデザインのことなどについてのお話がありました。
川田さんの職業はコンテンツストラテジストといいます。(初めてきいた)
コンテンツストラテジストとは、対外的に発信する情報の戦略担当のことをいう。
広義には、テレビCMや広報などの情報発信からウェブページ一つまでの全てを対象とした戦略家を指す。
主な仕事内容は、コンテンツをいつ、どこで、どのような形で、誰に対し、何を目的に配信するかの総合的な計画を立てることと、その実施・運用・更新を行うこと。
川田さんのお話で印象に残っているのは軸を持っていないということです。
仕事の大まかな目的はブランドの持つ価値を探し出すことにあります。しかし、これは私たちもミズノさんとのプロジェクトで判明したように提供する企業もそれを受け取る消費者も当事者自身が気づいていません。
ですので、
・購入のきっかけ
・購入の検討
・購入の直後
・商品が馴染んだ1ヶ月後
・完全に自分のものになった3ヶ月
といった一連の流れをコンテンツに関わらず全てを分析することで、引き出しをどんどん増やしていくことで成り立つ仕事なのです。
また、人によって使う言葉を変えて話のレベルを合わせることも大事だとおっしゃっていました。
まさに経験の積み重ねがものをいう仕事だなと感じました。普通に考えるとこういうのって積み重ねるごとに軸ができあがっていくものだと思ってしまうけど、仕事をするたびに新しい引き出しが増えてそれぞれに合わせていくというスタイルが新鮮で面白いなと感じました。
最後に、ゼミ生側からの発表とそれについてとアドバイスを頂きました。
Q.分析が上手くいかないのは観察不足か?
→観察不足というよりは観察対象を広げすぎている。なんでも広くとりすぎるとなんのために観察をしているのか分からくなってしまうので、どこを評価するかあらかじめチーム内ですり合わせておくことが大事。
Q.上手く言語化できない…
→同じことを3.4回繰り返すと何となくこういう感じというのがつかめる。絶対に共通言語がみつかる!
Q.偏見が邪魔をする
→とにかく話し合うしかない。人によって発見も違うから耳を傾ける努力をする。
Q.考えすぎて限定的な部分しか見えない
→悩みすぎたらとりあえず先に進んでみる。後から何かわかるかもしれない。分からないなら頼ってもOK!
「店舗観察はどうしても差異をみつけようとしがちだけど、トータルでみたらなにが共通しているかですよ!」
という川田さんのお言葉、ハッ!!とさせられました。珍しい人だけのデータ集めても共通言語見つからないの当たり前ですもんね。
お二人のお話を聞いて、またモヤモヤするのは目に見えているのになんかもう1回UXデザインをやってみたい!!という気持ちになりました。笑
とにかく取組むことも大事だけど、プレリサーチやチーム内でのすりあわせなどの準備のほうがなによりも大切だなと感じました。
それでは第2弾はこのへんで。
まだまだ続きます〜