こんにちは!木戸です。
昨日ついに10月から取り組んでいた森田ゼミ&太宰ゼミ合同のミズノプロジェクトのプレゼンが無事に終了しました!
今日はその振り返りブログを書いていこうとおもいます。
2週間前くらいまでは結構ゆっくりなペースでまとめや分析を行っていたので、そんなに時間がないことに気づいてからのこの2週間はかなり怒涛で濃い時間を過ごしました。笑
ペルソナとKA法の価値のまとめを完成させ、パワーポイントをつくるとこまでは完璧でした。
最後の最後まで頭を悩ませたのが改善策でした…。私たちはミズノランニングショップの独自の取り組みであるナイトウォーキングに参加しているペルソナを4人のうち1人作りました。
ナイトウォーキングに参加している人の共通点として挙げられたのは一度も店舗を利用したことがないということ。参加者のほぼ全員がスポーツ用品に対してこだわりがなく自前のもので済ませたり、健康のためなどといった目的で取り組んでいました。そのためミズノ製品にあまり興味がないようにも思えました。
このようにナイトウォーキングはコミュニティーだけが独立してしまい、実際の売上向上や新規顧客獲得にはつながっていない状態だということが調査で判明しました。
加えて近くに大濠公園という集客資源があるにも関わらず、そこを利用する多くの人が店舗を知らないということも判明しました。
この状態はかなりもったいない!!
そこで、私達は店舗を利用したことがない人&知らない人にとってなにか知るきっかけづくりをすることが良いのではないかと考えました。
しかし、この改善策がなかなか決まりませんでした…。特に店舗を知っているナイトウォーキング参加者の立場からの利用したくなるサービスを考えるのが難しかったです。
森田先生からヒントとして貰ったこと
利用前→→利用中→→利用後 までを考えたサービス
ex)ディズニー
利用前・・・チケットを買ってワクワク
利用中・・・アトラクション、パレードで楽しむ
利用後・・・お土産買って満足
このことを意識するといいと言われましたが、既に知っているナイトウォーキング参加者を取り込むのはまた違う路線から考えることが必要だとも言われたので2つの課題を解決する改善策を考えるのはとても苦戦しました。
そんなこんなで私達は紹介キャンペーンを提案しました。
提案する理由
①低コストで導入できる
紹介は顧客の「口コミ」が主になるので、チラシのように制作や配布のコストがかからない。
②店舗のある近隣の顧客を獲得出来る
新規顧客対象となるのが既存顧客の実際の友達や家族などであるため、店舗近隣(大濠公園周辺)の顧客獲得が期待できる。
(ナイトウォーキング参加者もきっかけになるのでは??)
③口コミでの情報拡大
チラシだと発行部数の限界があり、配るとなるとマンションなどのセキュリティ問題に触れてしまう。実際に店舗近くの大濠公園でのチラシ配布などの広報活動は禁止されているため、紹介キャンペーンを利用することで口コミで情報を広げることを狙う。
④スタンプカードやポイントカードとの比較
ランニングシューズは消耗品であるが、使用期間が1年間と長く定期的には店舗を訪れることはない。そのためスタンプカードやポイントカードなど特定の回数が必要なものと比べると使用しやすい。
以上の4点を踏まえながらミズノさんとセッションさせていただきました。
「事実だけをつきつめて分析してあるからリアルな顧客の声を掴めているね。」とミズノさんから言っていただき嬉しかったです。
一緒に取り組んできた太宰ゼミさんの発表は主にデータを取り扱っていて、実際にアンケートをとったりグラフを用いたりしていて私達とは全く違う観点からのプレゼンでした。
ランニングチームは価格帯や足型測定器の活用などに着目しており、価格に関しては私達は全く目を付けていなかった部分だったのでとても驚きました。私達が観察やインタビューで出会ったお客さんはほとんどがミズノ製品の良さを理解しており、価格に対しても抵抗があまり見られませんでした。しかし、ミズノさんが取扱う約9割のランニングシューズは1万円以上であるため、日常の運動程度で走る人たちからするとやはり手は出しにくい…というのが太宰ゼミさんの分析でした。
私達はペルソナを作成する時点からこだわりが強い・弱いで分けて、価値×ペルソナの表でもこだわりが強い(価格を気にしない)方に揃えようとしていたため価格帯は気にしなかったのだと思います。
約3ヶ月という長い時間をかけて企業様にプレゼンをするという経験をしたのは今回が初めてでした。このプロジェクトで何か一つやり終えるたびに達成感や面白さがあり、充実しているなと感じている自分もいました。何回もつまずきましたが、今回のプレゼンが「今」の私達にできる最上のものだったと思います。良かったことも悪かったことも全て含めて次に繋がるようにまた新たな課題に取り組みたいです。
長々とありがとうございました!