K.Ayaka's Blog

商学部の学生やってます。

ゼミ⑱ ゼミ長崎研修〜音楽編〜

こんにちは!毎日暑すぎて溶けそうですね🔥

 

そして、更新遅くなってしまい申し訳ありません🙇

 

今回は7月13日にゼミのみんなで長崎大学を訪問し教育学部の西田先生から音楽について学ばせて頂いたのでその事について書こうと思います。

 

長崎!地元!みんなようこそ!って気持ちでした😊

 

 

まず、音楽の授業を受ける前に事前課題として自分にとっての音楽とそのつながりをマインドマップに表してみました。

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私は好きなアーティストやアルバイト(ミュージカル関係)の影響かもしれませんが、音楽は表現するもの・コミュニティをつくるものだという印象が強く、自分と直接というよりかは少し客観的に捉えていたのかなと思います。

 

こう考えていたのもあって、授業は歌ったり踊ったりするんだろうな〜と思っていました。

 

 

当日は稀に見るくらいの土砂降りでしたが西田先生をはじめ、長崎大学の学生さんも4人参加して頂き、とても濃くて充実した時間を過ごすことができました。

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ワークショップでのルール

●遊び心を大切に

●他者の表現を自分のことのように大切にする

 

 

 

✔︎音遊び

最初は隣の人に音のなる小物をリズムに合わせて単純に手渡していくというものだったのですがこれが中々上手くいかず、途中で落としまくる人が続出していました。笑

 

でも、西田先生もいってたけど落とさないようにするよりもそのまま続けることのほうが断然よくて、その場限りで繰り返しが聞かない音楽を楽しもうっていう言葉がすごく心に残りました。

 

そして、ドラムサークルというみんなで好きな楽器、リズムで即興で演奏することもしました。

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私はこの時のことが1番印象に残ってます。なぜかというとみんなが今まで見たことないくらいキラキラした顔で演奏していたからです。いつも明るい人も控えめな人もすっごく生き生きしてて、初めてみる表情が見られてなんかすごく嬉しかったです。

 

そして即興演奏の時でも自由に好き勝手にやっているはずなのに無意識に周りの音を聞いてて、それに合うリズムを考えて、実際に試して…っていうのを繰り返していて、上手く言えないけどめっちゃ音楽してる!っていう気分になれました。

 

楽譜通りじゃなくても、ピアノやギターが弾けなくても、また言葉がなくても音楽って奏でられるんだなということを身をもって感じることができたし、音楽は自分でも考えていた以上に気楽で自由なものなんだなと思いました。

 

 

✔︎グループワーク

次4種類のカードを使って自由にリズムを作り出すというグループワークを行いました。

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たった4種類のカードの組み合わせだけなのに出来上がるリズムは無限にあって、しかも振り付けや掛け声などを組み合わせてさらに磨きあげているグループもいて音楽ってこうやって楽しむんだなと感じました。

 

西田先生もいってたけど、こういうのっていかに気楽に取り組めるか・アホになれるかが鍵で、まさに楽しんだもん勝ちなんだなぁと思います。

 

自分自身が楽しんで取り組んでいるとより良いものを作ろうという姿勢とか、意見とかがびっくりするくらいポンポンでてきて、それだけ本気でやってたんだなと振り返ってみて気づきました。楽しんで取り組めれば少しのミスでもいちいち気にしないで次にいくことができたから、普段の生活でも"もっと気楽に楽しむ"という気持ちを忘れないようにしたいです。

 

 

 

✔︎耳で感じる音楽

後半は視覚を遮断して耳だけで感じる音楽を学びました。

 

風景のことをランドスケープというように音がつくる風景をサウンドスケープといいます。

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みんなで外に出て目をつぶってペアの人の声を頼りに大学内を歩きました。

 

当たり前かもしれないけど、人間って目からの情報がほとんどだから視覚が無くなったら聴覚と触覚に頼るしかなくて、なんか少し先で音がするとか、ここは草が生えている道だとか目が見えないだけで他の部分を倍に研ぎ澄まさないといけない分疲れるし、何より怖いという気持ちになりました。

 

音楽は耳で聞くことが当たり前だと思っていたけれど、いざ耳だけにしてみると私たちはいかに普段から目で音を見ていたんだろうということを学びました。

 

 

そのあとは教室に戻って今度は耳だけを使って音を聞きました。

 

1番近い音、遠い音、大きな音、小さな音、高い音、低い音…意識してみると普段全く気にしない音が聞こえてきて、車が通り過ぎた音とか雫が落ちる音とか自然と情景が浮かんですごく不思議でした。

 

 

 

このような様々な音楽のワークを通じて西田先生から"unlearnすることの大切さ"を学びました。

 

unlearnは学びほぐすこと。今まで積み重なって凝り固まった概念をもう一度見直すことが今回実際に体験することを通して学ぶことができたと思います。

 

事前課題で、音楽=表現するもの、コミュニティをつくるものだと私は考えていました。歌ったり、楽器を弾いたりして人を魅了させることが音楽の役割みたいなものだと思っていて、でも結果としてそれが間違っていたわけではなくて、今回を通して"あ、これも音楽なんだ"という感じでどんどん枠が広がっていく感じがしました。

 

そりゃそうですよね。小さい頃は自然の音とか手拍子とかで音楽という言葉通りに音を楽しんでいたはずなのに、成長とともに知らず知らずのうちにこんなものだって概念を創り上げてしまってて、無意識って時には恐ろしいものだなと思いました。今回はそんな凝り固まっていた概念をもう一度ときほぐす時間だったと思います。

 

だから、私たちは本当は音楽とは何か知っていたはずだよな····とも思いました。

 

 

そういうことに気づけた意味でも今回の音楽のワークはすごく有意義で楽しい時間だったなと思います。西田先生、長崎大学のみなさん本当にありがとうございました!!

 

 

 

最後に今まで哲学、旅、文学、音楽と4つの分野を学んできての総まとめを。

 

総じて感じたのは教養は意識的に取り組まないと触れる機会が少ないのに得られる学びはとても大きくて深いということ。それってとてももったいないし損している気しかしない。

 

旅や音楽みたいに今までの考え方が覆されたり、哲学や文学で考えたことがないようなことを考えたり…どれも実際にやってみて本気で考えて初めて学べました。

 

unlearnして型に囚われないで、でも正解はなくて、ひたすら考えてあー!やっぱりわからん!ってなってもその過程はきっと自分の財産になると思うので、これからも積極的に教養に関わっていこうという気持ちになりました。

 

 

以上です!!