K.Ayaka's Blog

商学部の学生やってます。

UX Nightに参加してきました!

こんにちは!

 

今日は前回でも予告していた通り、先日モリタ先生が主催するイベント、「UX Night #3 〜入り込んじゃうコミュニティって?〜」に参加した時のことを書こうと思います!

 

 

まず初めに主催者のモリタ先生からUXについての説明がありました。

 

はい!ここでもう一度、初めて読んでくださった人のためにも自分のためにももう一度UXデザインについて振り返ってみましょう!

 

UXとはUser Experience=ユーザーがサービスを利用したときに抱く感情や行動のことを表します。この感情や行動のことを考えて、サービスを企画することをUXデザインと呼びます。

 

このイベントでもやはり重要なのは、

・人を「導く」のではなく、「促す」

・As Is(今の状況)  →  To Be(どうなりたいか)                    つまり、ユーザーの利用状況を把握すること

 

になります。(参考になるか分かりませんが詳しくは前回のブログで。)

 

では、今回のイベントのメインのお話に入りましょう。

 

今回のゲスト講師は「Rapha」というサイクリングのウェアをメインに発信しているブランドのRapha Japan 代表の矢野さんにお話をして頂きました。

 

Raphaはイギリスで生まれたサイクリングブランドで日本では東京と大阪に店舗があり、現在福岡でも期間限定でポップアップストアとして出店しています。

 

そんなRaphaが目指すもの、それは…

・サイクリングを世界一のスポーツにすること

・5年間で100万人のサイクリストを増やすこと

 

この2つを達成するためUX的な観点からRaphaはどのような経営戦略で、どのような事に取り組んでいるのでしょうか?

 

①自分たちがやりたいブランドの形を常に明確にしておく

Raphaの商品にはマーケットリサーチやシェアを調査して作ったという商品があまりありません。1年に1回ユーザーにアンケートはとるそうなのですが、当たり前のようにユーザーのニーズは人によって異なるので、集めたところで1人1人のニーズに合わせることは困難だし、合わせてしまったらブランドのオリジナリティが損なわれてしまうと矢野さんは仰っていました。

ですので、Raphaは敢えて顧客のニーズには合わせず、自分たちのやりたいブランドを追求して、その軸からブレないように商品を作っているのです。その結果そこにハマったユーザーに的を絞り、サービスを行っています。そのユーザー同士がRaphaの魅力を語ることで、新たなユーザーが増え、コミュニティが拡大していく訳です。

 

このお話を聞いた時、ユーザー自然と促されてるな!って気づいてすごくアハ体験したみたいになりました笑

 

それにしても自分たちのやりたいことが明確に常にはっきり分かっていることってすごくないですか?一般的にはマーケットシェアを徹底的な分析を重ねていくので、どんどん本来の目的からブレていきがちですもんね。いやぁ、斬新だな!!

 

②ユーザーと企業の距離の近さ

Raphaの商品販売は店舗での販売とWebでの販売を100%徹底しており、一般の企業でいう代理店や取扱店を設けていません。もちろん利益を上げたいだけなら店舗数を増やすことが手っ取り早いのですが、Raphaはそうはしません。ユーザーとの距離を直に持つことはとてもリスキーですが、距離が近いからこそ1番誤解が生まれないし、社員の方がサイクリングの楽しさを1番に分かっているので、直接伝えることができます。ユーザーの一人一人をとても大切にしていて、大手や代理店もちの企業には真似できないやり方ですね。

 

③コミュニティを残す

RaphaにはRCC(Rapha Cycling Club )という世界中のサイクリストが集まるユーザーコミュニティがあります。その人数は全世界でおよそ2万(日本 1000人弱)にもなります。主な活動内容はとにかく色んなところをサイクリングする!これだけです。

 

しかし、これも最初のサイクリストを増やすにもサイクリングを世界一のスポーツにするにももちろんつながります。

 

RCCの方達は主にメンバーの地元をサイクリングすることが多いそうです。そこには初めての方だけではなく、外国人の方が参加することも少なくないそうです。矢野さんは地元の人に地元を紹介してもらえることほど贅沢なことははいとおっしゃっていました。イベントを通して今まで知らなかったの様々な風景やスポットを知ることができるだけではなく、新たなサイクリング仲間との出会いがある。人と人の繋がりもどんどん広がっていくんです。

実際にRCCを通じて外国の方と友達になって、次はその外国の方の地元をサイクリングすることになったこともあるそうですよ(^^)

 

また、イベント等においてはRaphaは開催すること以外は特になにもしません。イベントという大きな枠だけ設け、後は参加者の自由にさせる。この自由という権限を与えるだけで、ユーザーたちは互いに工夫しあって、そこにどんどん価値を見出していきます。そのことがまた新たなコミュニティを次々と生み出したりすることに繋がっていきます。魔法みたいですね…。

 

このようしてRaphaはユーザーの行動や思いを自然と促し、現在に至るまで駆け抜けてきたのだと思いました。

 

最後に、アンカファレンス式ワークショップを行いました。要は、アウトプットして他の人と共有して新たなことに気づくワークショップです。

私は参加者の方お2人とRaphaのビジネス(創立秘話)ついてお話させて頂きましたが、もう…ついて行くのに必死でした。何を話したらいいかすら分からないし、どう聞いていいのかも分からない。アウトプットし慣れてないのが痛いほど実感できました。

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⤴︎ できあがったのがこんなかんじです。

 

個人的には悔しかった所もありますが、すごく身のある時間を過ごせたと思いますし、ゼミの人たちや社会人の人達とも話せてすごく楽しかったです。矢野さんも日常にアンテナを、とおっしゃっていました。モリタ先生もよくおっしゃってますね。よし、アンテナつけましょう。ブログも私はまだ書かなきゃいけないから書いている、という感じなのでいつかブログ書きたい!!!と思って書ける日が来ることを願って書き続けていこうと思います。笑

 

ここまでお付き合い頂きありがとうございました!

 

余談ですが、Raphaというブランドの説明や存在理由をお話して下さった石原さん!どこかでお会いしたな〜と思って考えていたらなんと!!大学の講義で直接お話させていただいていたことを思いだしました笑

石原さんにも覚えて頂いててこんなご縁もあるのだなと感じました。(^^)

 

モリタ先生、今回のイベントで人数が漏れていたにも関わらず参加させてもらって本当にありがとうございました。また機会があればパワーポイント担当させてくださいね笑

 

ではまた次回。